入れ歯の種類について

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック スタッフの桑原です。

突然秋がやってきたように涼しくなりました。昔から「〇〇の秋」というように秋には沢山の楽しみがありますが、中でも「食欲の秋」を楽しむためには、問題なく噛める歯が必要です。

入れ歯になると健康な歯に比べると、噛む力が30%~40%位落ちるといわれています。ただお口にピッタリと合った入歯をお使いの方で、何でも問題なく噛めて食事を楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。

入れ歯はご自身の歯に比べると、食事をするための「道具」になってきますので慣れることが必要です。
新品の革靴を履いたばかりの時は、サイズは合っていても靴擦れしたりと、いきなり慣れていた靴と同じ様に歩くのは難しいと思います。少しづつ足に慣らしていくように、入れ歯も練習が必要です。

入れ歯の材質はプラスチックと金属です。
入れ歯が大きくなれば、プラスチックの面積も大きくなります。
特に保険の総入れ歯はプラスチックで全面を覆う形になるので、食事の温度を感じ難くなります。舌で味や温度はわかっているのですが、上顎が塞がれている状態だと入れ歯が無い時と比べるとあまり美味しく感じません。
またプラスチックはある程度の厚みを確保しないと割れてしまうので、口の中での異物感が大きくなります。

自由診療の入れ歯には上顎の天井部分を金属にしたものがあります。

金属だと丈夫なので薄く作ることができます。これにより異物感はかなり軽減します。

そして金属は熱の伝わりが良いので、食事の温度を感じられて美味しくいただくことができます。金属の種類は2種類ありますが、チタンで作るととても軽く作れますし、アレルギーの方にも安心して使っていただけます。(下顎の金属床もあります)

部分入れ歯の方には、支えになる金具を歯肉と同じプラスチックで作って、より自然な口もとになるノンクラスプ義歯があります。これなら安心して人と話したり食事ができるのではないでしょうか。

美味しい食事を楽しむには健康な口腔状態であることも大切です。普段はなんとも無いけど、食事すると変な感じがするかも?(でも噛めないわけじゃないしね)とか、

最近歯磨きすると血が出るけど…

なんてモヤモヤしているなら1度歯医者さんでチェックしてもらってはいかがでしょうか?これから年末に向かって忙しさがピークを迎えた頃に、溜まっていた不調が出てしまう方がいらっしゃいます。検診がお久しぶりという方は年内に1度お口のチェックをしてみてはいかがでしょうか。