唾液について


こんにちは、中野区新井薬師前駅徒歩4分中野通り沿いにある歯医者さんコンデンタルクリニックの野田です。

最近は昼間の気温も上がり少し汗ばむ季節になってきました。中野通りも桜から青々とした景色に変わりましたね!

今回は唾液についてお話します。また、最近コロナウイルスの騒動でストレスの負担を感じる方も多いと思いますが感染予防対策も少し絡めてお話していきます。

まずお口の中には主に3つの唾液腺があります。耳下腺・顎下腺・舌下腺です。あまり意識された事はないと思いますが沢山の重要な役割を果たしているのです。

①食事・・・味覚に関わったり消化作用や食べ物を飲み込みやすくしたり、自浄洗浄作用でお口の中を洗い流したりします。

②歯と粘膜を守る・・・       ⒈唾液由来の成分が歯の表面に薄い膜を作って酸から守ります                             2.お口の中が酸性の傾くのを防ぎます 3.質の弱った歯を唾液中のミネラル分で修復                4.唾液中の成分が粘膜を覆って保護してくれたり発音や発声をスムーズにします

③健康を守る・・・抗菌作用や抗がん作用もあります。

良いことだらけの必要不可欠な唾液ですが、口がよく乾く…など唾液が減少してる方少なくないと思います。なぜ唾液が少なくなってしまうのでしょうか?

原因として加齢、薬の副作用、疾患からくるもの、生活習慣(喫煙、ストレスなど)などあります。特にこの時期に限らず不安やストレスを感じてる方多いと思います。

○不安、ストレスやイライラ→交感神経が優位になり唾液量が減りネバネバした唾液が増えます。

○リラックスしてる時→副交感神経が優位となりサラサラした唾液が増えます。

唾液が減少すると喉だったり粘膜が乾燥し炎症が起こりやすくなったりと、ウイルスや菌から守る力が弱くなっていきます。また、唾液が減ることで自浄洗浄作用が弱まるのでお口の中の菌が増える原因になるので感染しやすい環境になり免疫力低下に繋がります。

なので日常生活で唾液を少しでも促す工夫を取り入れてみると良いと思います!

例えば

○唾液腺マッサージ→唾液が分泌される所を手で刺激してみて下さい!

○食材を工夫→アミノ酸を含む食材を選ぶといいです!昆布や納豆おすすめです。また、ビタミンAやEを多く含むもので粘膜強化して免疫力UPです。(色の濃い野菜、ほうれん草、人参、南瓜、モロヘイヤなど)

○サプリメント→あくまで食事のプラスαで補助的な役割でです。

○利尿作用のあるカフェインなどの飲み物の摂取を減らしたりカフェインレスやノンカフェインなど他のものに変えてみたり…例えば

✳︎ローズヒップティー ビタミンC、E、Aが豊富

✳︎ルイボスティー 冷え性に効果

✳︎カモミールティー 発汗作用、体を温める

香りがいいのでリラックス効果がありますし、体が温まる事で免疫力も上がり、安眠効果もあるので質の良い睡眠が取れると思います!

○こまめに水分をとって口、喉の乾燥を防ぎ悪い菌を洗い流しましょう!

生活の一部に少し工夫を取り入れて感染予防対策を増やしてみましょう!