こんにちは。 中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん、コンデンタルクリニックの唐澤です。
日々の生活の中で一日に一回は歯磨きすると思いますが、なぜ歯磨きしないといけないのでしょう?
歯磨きするときに落としている汚れは、食べかすはもちろんですが、主にプラーク(歯垢・しこう)を落としています。
では、なぜプラークがお口に残っていると良くないのでしょう。
プラークはむし歯や歯周病の原因となる細菌のかたまりで、1mgあたりにはなんと10億個もの細菌が存在すると言われてきます。
そのプラークがお口に停滞している酸や毒素をだし、むし歯になったり歯ぐきを腫れさせます。
お口の中は唾液でしめっていたり、あたたかいので歯磨きしたあと食事を摂っていなくても時間と共にお口にネバつき、ぬめりがでてきます。
それがプラークなのです。
台所の排水口のやお風呂場など水場はぬめりがでてきますよね?
お口も同じ環境になります。
プラークには、歯ぐきより上の部分につくもの(歯肉縁上プラーク)と、歯周ポケットの奥深くにつくもの(歯肉縁下プラーク)の2種あります。
歯ぐきから上につくプラークは歯肉炎、歯ぐきから下につくプラークは歯周炎の原因となります。
歯磨きをすることで細菌のかたまりである縁上プラークの付着を防ぐことができますので、プラークの量を減らせば、歯肉の腫れを防ぐことができます。
しかし、歯肉縁下プラークは歯ブラシではきれいにすることができません。
では、歯磨きは歯肉縁下プラークに効果がないのかというとそうではなく、歯肉縁上プラークが増えないようにすれば歯肉縁下プラークも増えないようにできるのです。
そのため毎日の歯磨きでしっかりプラークをとることが大事になります。
しかし、じぶんでとれるプラークや汚れには限界がありますので定期的に歯科検診へいき、お口の健康をいっしょに守っていきましょう。