12月27日(水)~1月3日(水)まで休診とさせていただきます。
寒くなって参りましたので、体調に気を付けてよい新年をお迎えください。
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寒くなって参りましたので、体調に気を付けてよい新年をお迎えください。
こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック院長の今です。
今回は、当院で行っている詰め物・かぶせ物の紹介をさせていただきます。
写真にある前歯のかぶせ物は、当院ではオールセラミッククラウンと言って、強度と審美性に優れたかぶせ物になっています。
説明しますと、セラミック素材ですがフレームにジルコニアという強度の高いセラミックを使用してその上に本物の歯のように層構造にセラミックを足しているので、透明感や色の深みが出て、あたかも隣の歯と区別がつかないような人工物となります。
前歯を中心に審美性を気にされる場所に使われるかぶせ物です。
セラミックの特徴として汚れが付かないという大きな特徴があります。かぶせ物は残っている歯の根元(歯ぐきの周辺)に境目がきます。そこの場所はいわゆる不潔域と言って汚れが停滞しやすい場所です。
かぶせ物をしても、境目に汚れが停滞するとまた虫歯(二次虫歯)になってしまいます。
そのような面でもセラミックの素材は、人工の歯においては最も優れた材質だといえるでしょう。もちろん金属アレルギーもありません。
当院では、かぶせ物や詰め物をする際には必ず事前にご説明をします。ご自身の歯が人工物に変わるので、長期にわたって快適に過ごせるように、それぞれの方にあった治療をご説明させていただいております。
説明の内容は主に次の3つの観点から説明をさせていただいております。
1.健康面
健康面とは前述したように、二次虫歯になりにくいものや、金属アレルギー、素材と歯との馴染みなどです。
素材と歯との馴染みというのは、写真の奥歯のように銀歯は素材の性質上、歯との境に歯が欠けてしまって隙間ができてきて、そこから虫歯菌が入り込み、銀歯が外れた時は虫歯になっていることが80%もあるといわれています。
セラミックの素材は汚れが付かないため、二次虫歯にはなりにくいです。
2.耐久性
耐久性とは強度のことでもありますが、必ずしも硬い素材が耐久性があるわけではありません。銀歯はパラジウム合金なので硬い素材ですが、前述したように硬すぎるため詰め物に使用した際は歯との境で歯が欠けてしまうことがよくあります。
同じ金属でもゴールド(金)は強度もあり、歯との馴染みがいいため境目で歯が欠けてしまうことはほとんどありません。
セラミックに関してもジルコニアという素材は人口ダイヤと呼ばれるように強度があります。それを歯につける際には接着性のセメントというものでつけるため、歯と一体化して耐久性が向上します。
3.見た目(審美性)
見た目とは見える場所ということもありますが、見える場所でなくても、付けたかぶせ物や詰め物が経年劣化して色が変わっていくとどうなるでしょうか。セラミックの場合には経年劣化が起こらないため、色が変わっていくことはありません。ただ同じ歯の色をした素材でも、プラスチック系の素材は経年劣化して色が変わってきたり、金属の上にプラスチックを張り付けたかぶせ物はプラスチックが剝がれてきたりします。
このように、当院ではかぶせ物・詰め物の治療をする際には3つのことを重要視して説明をさせていただいております。
あと補足でセラミックの素材の中でも種類がありますので、その説明をさせていただきます。
・かぶせ物のセラミック系の種類は4種類あります。
オールセラミックとはフレームにジルコニアを使用して歯と同じ色調にするためその上にセラミックを足して作っています。
オールジルコニア、e-max、セレックの違いは主に強度の違いです。3つとも上からセラミックを足しているものではないため、色としては素材そのものの色となります。ですので隣の歯と色を合わせようとすると少し不利になります。
・詰め物のセラミック系の種類は3種類あります。
ジルコニア、e-max、セレックの3種類です。これも強度の違いでジルコニアが一番強度が高くて、順にe-max、セレックとなります。
セラミックの場合一般的に強度が高くなると透明感がなくなってきます。いわゆる白っぽくなってきます。ですのでジルコニアの詰め物は若干白っぽく見えることもあります。
以上、当院で行っているかぶせ物・詰め物の説明をさせていただきました。ブログを読んでもあまりよくわからないという方でも、治療前には必ずご説明をさせていただいておりますので、安心して治療を受けてくださいね!