ゴールドという選択

こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの桑原です。コンデンタルクリニックでは患者様に納得した上で治療を受けていただくために、カウンセリングに力を入れています。そのうちの1つに歯の被せ物・つめ物のご説明があります。メリット・デメリット全てをお話しした上で、選んでいただきたいと考えて行っています。

現在の歯科治療には保険適用のものと、保険適用外のものがあります。保険適用のものは一般的に銀歯といわれるものです。(前歯は少々違ってきます)そしていくつかある保険適用外のものの中にゴールド、金のかぶせ物・つめ物があります。

皆さんはお口の中にゴールドが入る、ということについてどう感じているでしょうか?

・昔のかぶせ物のイメージ。

・趣味が悪い。

・色が嫌。ありえない。

・他人に見られたくない。

この感想は私がご説明した方々から直接聞いたものです。あまり良い印象をお持ちでない方が多いようです。なかにはアクセサリーにはゴールドを選ぶけど、口の中に見える色としては抵抗があるという方もいました。

でもゴールドってとても良い性質があるのです。

金の特性のひとつに「延び」が良いというものがあります。これは、金の塊を叩いたり引っ張ったりしていくと、途中で割れたり千切れたりしにくいという性質です。この特性を活かしたのが金箔です。

割れたり、欠けたりすることなく金箔のように薄く延びてくれる性質は、使っているうちにご自身の噛み合わせに合った形になってくれることと、部分的なつめ物にした時に、歯と金属の境目をピッタリ封鎖してくれます。

金の硬さは人間の歯の硬さと同じくらいです。なので、噛み合う歯を痛める心配もありません。

また金は安定した金属なので、唾液や胃酸で溶け出すことはありません。

患者様のなかには金のつめ物を入れて、20年以上経過した現在も何の問題も無く過ごしていらっしゃる方が何人かいらっしゃいます。

たしかに審美性という点では劣ってしまいますが、それだけで選択肢から外してしまうのは少しもったいない材料だと私は思っています。機能や耐久性を第1希望にされている患者様はゴールドという選択も考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

虫歯から歯を守る!

‪こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの辻です。‬

9月に私が担当したブログで虫歯についてお話しました。虫歯がなるには
1.糖
2.歯質
3.細菌
の3要素が重なった時でしたね。

前回は「1.糖分の取り方」についてでしたが、今回は「2.歯質」についてお話します。

歯垢の中では食事のたびに酸が産生されて歯のエナメル質からカルシウムとリン酸が失われることにより、歯が溶け始めます。
このことを「脱灰」と言い、このまま脱灰が進めば歯質に穴が空き、虫歯になります。
逆に「再石灰化」とは唾液中にあるカルシウムとリン酸が穴のあいていない脱灰している部分に再沈着することをいいます。

つまり脱灰している時間が長ければ虫歯がどんどん進行していきますが、再石灰化を促進すれば、目に見える穴があく前、つまりごく初期のむし歯で、表面が白く濁っていたり、表面的な褐色が認められる状態の時からでも管理はすることが可能なのです!

ですから唾液による再石灰化を促進させることがポイントですので、歯をしっかり磨くのは勿論ですが、キシリトールガム(虫歯になる糖質が入っていないもの)を噛んで多く唾液を出すことをオススメします!

当医院でお買い求めいただけるキシリトールガムの「ポスカF」は特許成分POs-Caの働きでお口の中の環境に働きかけ、唾液のミネラル成分を歯と同じ成分に近づけることにより、再石灰化を実現しています。

それだけではなく、こちらのガムはフッ素が入っているガムなので、唾液が出るだけでは無くフッ素の力で更に歯質を強くします。

フッ素が歯を強くするという事は皆さんご存知だとは思いますが、具体的には

①脱灰の抑制

②再石灰化の促進

③耐摩耗性の向上(削れにくくなる)

④抗菌作用がある。
という4つの特徴があり、とてもオススメです!

歯磨き粉だけではなく、ガムでもフッ素を取ることができますね♪

勿論、歯磨きがしっかり出来ている事が一番大切ですので、歯磨きはしっかりしましょう♪

歯ぎしりしていませんか?

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの唐澤です。

顎が痛い、歯がかけてしまった、家族に歯ぎしりを指摘された、、
歯ぎしりに思い当たりがある方もいるかと思います。

歯ぎしりと聞くと寝ているあいだに歯を強くギリギリと擦り合わせたり、噛みしめるイメージがありますが、実は強いちからでなくても歯を接触させ続けることをいい、これを歯科用語でブラキシズムといいます。

上下の歯が常に接触している状態をふつうと思っている方もいるかと思いますが、実は歯が接触する1日の平均時間は約17.5分と言われています。

実は、食事をするとき以外は歯は接触ていない状態が正常なのです。

リラックスしているときに上下の歯が接触し続けていたらそれはブラキシズムであり、夜間の歯ぎしりにつながります。

日中のブラキシズムが起こりやすい場面は

緊張するシーン
・人との交渉
・苦手な人との会話

うつむいているシーン
・勉強
・読書
・スマートフォン

集中するシーン
・精密作業への従事
・調理、清掃、洗濯
・テレビ、スマートフォン

ひとりで黙々と集中して行う作業をしている時間にブラキシズムをしている可能性が高いです。

まずはじぶんがいつ噛み締めているか意識する事により、気づくということが大切です!

ただブラキシズムが習慣になっているとなかなかすぐに改善することが難しいです。

テレビを観ているときにブラキシズムをしているようであればテレビの近くに

・リラックする
・ちからを抜く
と、書いた張り紙を貼ることもいいことです。

また歯科医院でマウスピースを作ることもひとつの改善策でしょう。

噛み締めを続けることで歯周病が悪化したり歯が折れてしまったり、歯が削れてつめものが取れてしまう可能性もあります。

心当たりがある方はもちろん、自分や家族はブラキシズムしているのかな…?心配な方もぜひご相談にいらしてください。

患者さんが通院しやすい歯科医院とは?

こんにちは。中野区 新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニックの江崎です。
明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します!

今回は、患者さんがどんな歯科医院だったら通院しやすいのかということをお話したいと思います。

まず、”歯医者”という言葉で不安になってしまったり、「明日歯医者だ…」と緊張してしまう方もいるかと思います。

患者さんが普段行っている歯科医院で満足している理由で圧倒的に多かったのが、1位 歯科医師の応対がよいで*74.1%*、2位 治療の説明がわかりやすい42.4%、3位 スタッフの応対がよい36.2%、 4位 医療技術のレベル
が高い23.9%、5位 待ち時間が短い21.1%でした。

歯医者に来て、スタッフの応対が悪かったり、笑顔がないと”こんなところ二度と来たくない”と思いますよね。なので私たちスタッフは、”笑顔(^^)”を心がけています。

患者さんには気持ちよく、ここに通院できて嬉しい、患者さんにも笑顔でおかえりいただきたいと思っています。

そして、歯科医院を選んでいる基準で多いのは、通いやすいだと思います。

通うのに不便だと、”行くのがめんどくさい” “駅から遠いから嫌だ”と様々な理由がありますよね。以下のグラフを見ていただくと、

1位 通うのに便利2364pt、2位 先生の応対がよい1536pt、3位 技術レベルが高い1319pt、4位 治療内容を説明してくれる658pt、5位 口コミ・近所での評判がよい546ptでやはり、通うのに便利なのが歯科医院を選ぶ基準なんだというのがわかりますね。

そして、反対に歯科医院で不満に思うことは、

1位 待ち時間が長い1062pt、2位 治療期間が長い967pt、3位 治療費の中身がわかりにくい884pt、4位 技術レベルが低い636pt、5位 先生の応対が悪い608ptでした。

やはり、待ち時間が長いと困りますよね。”5分前に来ているのに、10分以上待たされている…”なんてことに。

この時間に予約をしているのに、その時間を過ぎたら予約してる意味がないと思われてしまうのもおかしくありません。

医院側では一生懸命に治療をしているので、少し延びてしまうことはあります。

ですが、少しでも延びないよう時間通りに終わらせるため、私たちは必要な道具、器具を準備して動いています。患者さんに不快な思いをさせないよう心がけています。

これからも、患者さんに安心して来ていただけるような歯科医院にしていきたいと思っています。

オーラルフレイルって知っています⁈

こんにちは。中野区新井薬師前駅徒歩4分 中野通り沿いにある歯医者さん コンデンタルクリニック院長の今です。

今回はあまり聞きなれない言葉かもしれませんがオーラルフレイルについてお話したいと思います。

健康寿命という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、言葉通り人が一生の中で健康でいられるまでの年齢です。それに対して生物学的寿命というのは死ぬまでの年齢です。これらの差を不健康寿命とも言います。

不健康寿命とはすなわち、健康な状態から病院などに通い始めて、要介護状態になってしまう期間です。その期間は男性で9年間、女性で12年間ぐらいだともいわれています。

「フレイル」という状態は、人の老化の過程における「健康」と「要介護状態」の中間であり、健康障害につながる心身の脆弱な状態であると同時に、ストレスに対する予備力の低下に起因した状態と定義されています。・・・ちょっと難しいですね。

ただ超高齢化の現代社会では、多くの人が徐々に自立度を低下させて、フレイルという状態を経て要介護状態に至るということが、様々な研究機関で報告されています。

全身に影響を及ぼすフレイルと、口腔機能とのかかわりはどうでしょうか?

身体機能・精神機能が低下していくと、すなわちフレイルの状態になっていくと口腔機能の低下も見られるようになります。はじめは、食事時間の延長や、ちょっとした食べこぼしやムセ込みなど。また不具合のある義歯の長期装着や未治療の歯の状態によって、出かけることや、外食を避ける原因にもなり、だんだん閉じこもってしまう傾向にあります。このように口の中の問題から、社会性の欠如に発展していき、運動量の低下に伴う空腹感の欠如、食事が楽しめないなど、悪いサイクルに入っていきます。このような状態のことを「オーラルフレイル」と言います。

また、摂食嚥下機能の低下、口腔機能の低下も、栄養摂取量の低下に至ります。低栄養の存在はサルコペニア(筋肉減少症)につながり、活力低下、筋力低下、身体機能低下、活動度、消費エネルギーの減少、ひいては食欲低下をもたらし、さらに栄養不良を促進させる負のスパイラルを生み出します。

最初に述べた健康寿命を延ばすためには、フレイルの状態を放置せずに改善・回復していくことが、大切になりますね!

口の中から栄養を摂取するためには咀嚼が重要な要素になってきます。咀嚼器官としての歯の存在は栄養を摂取する意味では最も大切な器官です。動物は歯が無くなってしまうと死んでしまいますね。人間は義歯や、インプラントなど自分の歯が無くなってもそれを補うことができますが、できれば自分の歯が残っていて咀嚼できた方がいいですよね。1本の歯の崩壊から口の中のバランスが崩れてくることもあります。

高齢者を対象とした研究結果にこんなことが書かれていました。

「お口から食事を食べることが人生終焉までの最大の喜びであり幸福感につながることが認められた。」

要介護状態になると口から食事をとることも難しくなり、重症な摂食機能障害になりかねません。オーラルフレイルに陥らない為には、健康な時から予防していくことが大切ですね‼

余談ですが、入れ歯をしたままで就寝すると誤嚥性肺炎のリスクが高くなります。寝ているときには入れ歯は外しましょう。